医療法人社団晃悠会 むさしの病院
総合病院 非公開Contents
むさしの病院様でのOriHimeご活用
2024年5月13日からむさしの病院様にOriHimeをご活用頂いております!
東京都小平市にある医療法人社団晃悠会 むさしの病院様は『医療に理想の「スピード」「コンビニエンス」「コミュニケーション」を。』を掲げ、地域に望まれる医療を実現するべく様々な先進的な取り組みをされている総合病院です。
このたび共に「あらゆる人が働ける社会」を作るべく、実験的にOriHimeを導入することが決まりました。
総合病院でのOriHime活用はなんと「初」です!!
「OriHimeは病院でどのように働けるか」
まだ始まったばかりの取組ですが、早速お話を伺いました!
OriHimeについて
OriHimeはテレプレゼンスロボットです。人型のロボットであり、遠隔地にいる人とのコミュニケーションを可能にします。音声や映像をリアルタイムに伝送し、まるでその場にいるかのような体験を提供します。
この場に参加できない、遠く離れた仲間に簡単に”来てもらう”事ができる。それが「OriHime」です。
OriHimeの活用方法
OriHimeで病院業務にあたるのは分身ロボットカフェ DAWN ver.βなど全国各地でOriHimeを使って働くパイロットたち。
まずはこちらの3つの業務にチャレンジします!
わたしたちは、OriHimeを操作する人のことを「パイロット」と呼んでいます!
パイロットが実際に働く分身ロボットカフェ。日本橋にありますので是非お越しください!
総合受付業務
病院に入ると、大きなロボット「OriHime‐D」がお出迎え。
病院入口すぐの所に「大きなOriHime」OriHime‐Dを設置し、受付の場所が分からない方など、お困りの方々にお声かけをします。
来院者が 初診なのか再診なのか 、それによって受付方法が異なるので迷われる方もしばしば。通常であれば現場職員が対応するところですが、むさしの病院ではOriHime‐Dを使って専属スタッフが遠隔で対応します。
院内案内業務
病院では不安にさせない。分身ロボットがご案内します。
会計機横にOriHimeを、待合スペースに「動けるOriHime」OriHime‐Tを配備し、会計方法がわからない方などお困りの方のご案内を行います。
会計方法は病院によって様々。体調が優れない中、自分で考えて会計まで行うのはなかなか大変という場合も。そんなお困りの方々に、パイロットが自宅からお声かけします。
看護師経験のあるパイロットさんが患者様の病状に関する質問に答えてくれているのでとても助かります!
病棟業務
気配り目配りはOriHimeの得意分野です。
入院患者様のフロアにOriHimeを設置し、患者様の見守りやお声かけを行います。
OriHimeは首が動かせますので、遠隔で「好きな方向を自由に見る」ことが出来ます。なにかあった時も、なにもなくても話したい そんな時も、近くにOriHimeが居ることで本人も家族も安心して過ごすことが出来ます。
今後は患者さまの食事中の見守りや話し相手としても働いてくれる予定なので楽しみです。
またOriHimeを通して患者さまとご家族を繋ぐ取組もしていきたいと考えています!
むさしの病院様のお声
外来看護師です!OriHimeは見回りが出来るので、診察室前の廊下で迷っている患者さまがいないかどうか 見てもらえたら本当に助かるなあと考えています!
いつも職員にも気持ちよく挨拶してくれて嬉しいです。気持ちが前向きになります!OriHimeだから出来る話もあるように思うのでこれからの活躍も楽しみです!
想像していた以上に、OriHimeの声はしっかり聞こえました!これからどのような業務を一緒に出来るのかわくわくします。少しずつ業務の幅を広げ試してみたいと思います!
参加パイロットの声
今まで「病院」は体調が悪いときに訪れる場所だと思い込んでいました。しかし、今は病院の職員として働けることがどれほどありがたいかを実感しています。
体を動かして働いていたころは看護師として病院や会社で働いていました。
体調が悪化して動けなくなってから12年経ち、OriHimeを使用してまた病院で勤務できるようになったことが夢のようです。
“地元で働く“ということは、簡単でむしろ恵まれているように見えて、私たち外出困難者にとってはその僅かな距離でも難しいことでした。ですがOriHimeであれば、そのみんなの当たり前にできることを私達も当たり前にすることが出来るので、それがとっても嬉しいです!