就労継続支援B型事業所「のぞみの家」

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医療法人社団 みつわ会

高齢者・障がい者福祉 101-300人
             
取り組み内容
カフェで活用。料理を提供するカートにOriHimeに乗せて、身体障がいのある施設利用者がパイロットとして遠隔でお客様に料理の案内。
導入の目的と決め手
OriHimeを使えば、ふだん接客業を行うことが難しい方々もカフェ店員として働くことが出来ると考えたため。
導入後の成果
障がいが原因でカフェで働くことが難しかった利用者が、カフェ接客経験を積むことができ、働く喜びや、他の利用者とのコミュニケーションの醸成に繋がった。

山形の医療法人社団「みつわ会」さんにお話をお伺いしました!

今回はみつわ会さんが運営するカフェ「のぞみカフェnanairo」でのOriHime活用事例についてご紹介します!

 

就労継続支援B型事業所でのOriHime導入

医療法人社団「みつわ会」の想い

〇どういった想いをもった方が多いか教えてください。 

事業統括本部長 佐藤佑樹様:他の施設ではやっていない取り組みを積極的に取り入れ、その取り組みに共感した人が社員になっていくことが多いです。結果として「どうやったら利用者が喜んでもらえるのか?やりがいを感じてもらえるのか?」を常に考えている熱量が高い社員の集団になってきていると思います。

〇障がい者施設として力を入れていることを教えてください。

介護部長 佐藤大輔様:高齢者、障がい児者、カフェに来るお客様など様々な利用者が集まる場所だからこそ、カテゴライズして分けて管理するのではなく、共生の場を作るための仕掛けが大切だと考えています。地域を巻き込むイベントでは施設の利用者や地域の方々が自然に交流機会がはかられるよう、社員同士アイデアを出し合いながら力を入れて取り組んでいます。

(左)介護部長 佐藤大輔様 (右)事業統括本部長 佐藤佑樹様

きっかけは「カフェDAWN」

〇導入前のきっかけについて教えてください。

事業統括本部長 佐藤佑樹様:当時から私たちは重度障がい者がどうしたらより社会に参加出来るのかを模索しておりました。その中でオリィ研究所が障がい者がOriHimeを通して働くカフェを作ろうとしていることを知りクラウドファンディングに参加しました。実際にカフェに行ってみると、そこでは様々な障がいを抱えたパイロットが活き活きと働いておりとても感銘を受けました。

 

〇導入の決め手について教えてください。

事業統括本部長 佐藤佑樹様:DAWNでのパイロットの姿を見て、OriHimeを使えば普段接客が難しい方々もカフェ店員として働くことが出来ると知り、私たちの店の「素敵なカフェに行ったら障がいのある方が格好よく働いていた」というコンセプトにもマッチするので導入を決めました。

 

就労継続支援B型でのOriHimeの活用、実例

カフェでOriHimeを活用

〇OriHimeの活用方法について教えてください。

介護部長 佐藤大輔様:料理を提供するカートにOriHimeに乗せて、身体障がいのある施設利用者がパイロットとして遠隔でお客様に料理の案内をしています。カートを運ぶのは知的障がいがある施設利用者で彼らは会話が得意でないことも多いですが、「料理を運べない」身体障がい者と「会話が苦手」な知的障がい者でお互いの苦手を補い合うことにより、ひとつの共生の形を作っています

 

〇OriHimeパイロット(操作者)について教えてください。

事業統括本部長 佐藤佑樹様:みつわ会グループの施設を利用する、網膜色素変性症の方、脳梗塞で麻痺がある方、ALSの方など様々な身体障がい者がOriHimeパイロットとして仕事をしています。

(施設利用者がOriHimeを操作する様子)

 

〇お客様の反応について教えてください。

介護部長 佐藤大輔様:多くのお客様が「障がい者がロボットで働く」ことに興味を持ってくださいます。そこから生まれる会話もありますし、特にお子様には人気で配膳が終わったあとも興味津々で話しかけにきてくれることもあります。

〇工夫していることがあれば教えてください。

事業統括本部長 佐藤佑樹様:配膳の際、パイロットが料理の説明をしやすいように事前に配膳料理をホワイトボードに書いて見せるようにしています。またカフェ以外での活用も出来るようにモバイルバッテリーなどを使って施設外のイベントにも積極的に持ち出してもらい常にOriHimeの使い方を模索し続けています。

 

就労継続支援B型での導入の成果

〇導入後の成果について教えてください。

介護部長 佐藤大輔様:障がいが原因でカフェで働くことがなかなか難しかった利用者が、OriHimeを通じてカフェで接客をする経験を積むことができました。そうすることで働く喜びや、他の利用者とのコミュニケーションを作ることができて、導入して良かったと感じています。

〇今後の活用について教えてください。

事業統括本部長 佐藤佑樹様:地域のお祭りやイベントに飲食店を出店したいと考えています。また高齢者施設の方でも活用が出来ないか模索しています。

 

のぞみカフェnanairo

住所: 山形県鶴岡市北茅原町5-53

 

 

まとめ

みつわ会さんご協力ありがとうございました!

取材中も「どうやったら利用者が喜んでもらえるのか?やりがいを感じてもらえるのか?」という熱い想いがひしひしと伝わってきました!

 

いかがでしたでしょうか。

身体障がいがあってもカフェで働くことが出来る「OriHime」

就労継続支援B型事業所の皆さま、是非ご検討ください!

 

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障害や病気、介護など距離や身体的問題によって行きたいところに 行けない人のもう一つの身体、それが「OriHime」です。

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OriHimeは、距離も障害も昨日までの常識も乗り越えるための分身ロボットです。


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