DETファシリテーター 石川 明代 様

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業種非公開 500人以上

今回はDETファシリテーターとして活躍する石川明代様にお話を伺いました。

石川様はDET (障害平等研修)でのファシリテーター役としてOriHimeをご活用頂いています!遠隔地にいながら「まるでその場にいるような」感覚で行うOriHimeファシリテーターの魅力について語っていただきました!

DET ファシリテーター石川様のOriHime導入

DET(障害平等研修)の活動内容について

世界39ヵ国で推進されている「障害平等研修(Disability Equality Training: 以下DET)」を、日本国内で実施し、「障害の社会モデル」視点を持つ人を増やし、たくさんの人が自ら「障害」を解決する主体となり、 多様性に基づくインクルーシブな社会を実現するために活動しています。

DETのファシリテーターはDETを学んだ 「障害の経験を持つ者」である障害当事者が担っています。

OriHimeの導入背景

DETでは多くの障害者がファシリテーターとして活躍しています。研修の実施先は学校や企業・行政の職員研修であることが多く、基本的に現地に行っての活動になります。そのためせっかくDETの資格を取得しても、病気の進行などで外出出来ず、仕事に行くことができなくなってきた方も多くいました。また重度の肢体不自由や精神障害のため外出困難な方は意欲があっても、研修現場に行けない状況でした 。

OriHime導入理由

SNSでOriHimeを知って、このロボットなら外出困難な方の分身となってリアルのコミュニケーションに溶け込むことが出来ると知り、これを使えば重度障害者でもファシリテーターの仕事ができると思いました。 私自身も脳血腫の影響で「いつ寝たきりになってもおかしく無い」と医師から告知されましたが、「寝たきりでもOriHimeを使えば、ファシリテーターの仕事は続けられる」と思い、生きていく希望になっています。自分自身が寝たきりになってもこの仕事を続けたく、また、同じ想いの人もいるだろうと、OriHimeの導入を決めました。

OriHimeファシリテーターの活躍

OriHimeの活用方法

研修の際にOriHimeをグループワークのファシリテーター役として使っています。障害平等研修はグループワーク研修でテーブルに1台のOriHimeを置いて、障害当事者ならではの視点でファシリテーターをしてもらっています。この場面では精神障害があり外出が出来ない方がOriHimeを使って参加していました。

写真はDET研修を受講中の株式会社椿本マシナリー様の様子です!

OriHimeファシリテートの反応

最初は「かわいい!」という反応ですが、1時間も経つとOriHimeが単なるロボットではなく完全に「ファシリテーターの〇〇さん」という認識をみなさん持ってくれますOriHimeは物理的にそこにある存在感がありますし、顔も「誰にでも見えるようなデザイン」なので、本人として受け入れられやすいですね。

OriHimeを導入してみて

OriHime導入の成果

OriHimeを導入したことで「今まで外出が出来ないという理由だけでファシリテーターの仕事を諦めていた方々」が活躍することが出来るようになりました。さらに外出困難な方だからこそ分かる視点でファシリテートしてくれるので研修自体のクオリティも上がりました。

実際にOriHimeファシリテートを受けた椿本マシナリー様の反応も非常に良く、研修も楽しく有意義なものになったと言ってくださいました。

OriHimeの良い所

OriHimeの良い所はやはり「存在感」だと思います。遠隔でコミュニケーションをとれるアバターは沢山ありますが、OriHimeはロボットとしての物理的存在感があるのでリアル空間でのコミュニケーションに溶け込みやすいことが魅力的です。

あと、自分の姿を見られずに堂々とコミュニケーションがとれるというのも、精神障害などで対面での会話にハードルを感じる方にとって大きな助けになると感じています。

名前

障害とは何か?について、教わるのではなく「自ら考える」。参加者全員が研修前と研修後で考えが大きく変わっていました。
DET石川様×OriHimeファシリの研修が受けられるDETはコチラ

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